Hisako Ato Flamenco Concert 2001
EL GUITO PRESENTA
SOLO FLAMENCO

  

aaaaaaaa 

 

皆様のご支援、ご協力のお陰で無事公演を終えほっとしています。
特に今回はフラメンコの真髄に触れ、その奥深さと素晴らしさに新たなる発見をした気がします。
 自分の内に潜んでいる、エネルギーや感情を外に向けて出す、
まるで火山の爆発のような凄さを目の当たりにしたことは忘れてはいけない体験です。
エル・グイトと踊ったシギリージャは今回2度目でした。

フラメンコはコンパスというリズムの単位が曲により決まっていて、踊り手が速度をだします。
普通ある程度一定の速度を保ちますが、エル・グイトは何パターンかずつ速度も変え止まります。
一緒に踊るときはその「間」が非常に難しいのです。スペインで振り付けを受けた時、録音したものを
何度も聴き、自分の呼吸に合わせるためスタジオにこもった日々、スペインのスタジオの鏡の前で
踊っている時は、動作が見えてしまうので合うのですが、舞台の上ではそうはいきません。
ですから日本での練習のときはいつも彼の存在を意識しながら練習をしていました。

でも本番でびっくりしたのは、自分の視界が広がっていたことです。
目は前を向いているのですが、神経は完全に彼の方に注がれていました。
目も含めて五感で感じていたため、鳥の目のごとく見えた様に思えたのかも知れません。

ある程度まで自然に間が取れて踊れたことは私自身、大変満足のいくものでした。
フラメンコは本来個人芸ですが、私にとって人に合わせるということはとても楽しいことなのです。
特にグイトのような巨匠に合わせて踊るということは、とても素晴らしい体験です。

また、今回若手男性ダンサーが凄いパワーを見せてくれたことは、
観客の方にも喜んで頂けたし、私の舞踊団員にとっても初体験、
これからの飛躍のワンステップになったことはとても嬉しいことです。
歌もギターも本当に一流のアーティスト達、この様な舞台がまた出来る様に、
これからも努力して行かなければと思っています。
応援して下さっている大勢の方々に心よりお礼申し上げます。
本当にありがとうございました。
 

阿藤久子


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