田路真由美のスペイン留学日記
その4
●9月22日●9月26・27日●無事帰国
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●9月22日
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今日はセビージャ滞在の最終日。
またまた日記は…(^^ゞ。
今回のSevilla、どのクラスも楽しめた。
前回まではレッスンが辛いと思う日々があったけど、今回は個人レッスンを取らなかった為か、とてもリラックスしてレッスンが受けれた気がする。
とは言え、体や頭は毎日フル回転だったけどねぇ。
しいて辛かったことを挙げるならば、毎朝10時からのフラメンコはキツかった〜(^_^;)。
今日は朝からめちゃめちゃ忙しかったぁ〜(*_*)。
分刻みのスケジュールで、充実し過ぎてていた?!
レッスン(2クラス)→移動→レッスン→友達Aとご飯→移動→レッスン→洗濯物を干しに帰る→AVE(新幹線)のチケットを買いに行く→友達B・Cとお茶→友達D・Eとご飯
日付けが変わってから帰宅し、いつもながらギリギリになってスーツケースと部屋の整理を始める。
もうヘロヘロですわぁ…(*_*)。
明日は、朝一でお土産を買いに行って、友達Fのお店に挨拶に行って、
4時にはマドリッド行きのAVEに乗る。
明日も忙しいっ!!
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●9月26・27日
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Madridでのスペイン最終2日間。
またまた友人宅にお世話になる。
Madridに早く帰ってきた目的は、今回クラスを取ることが出来なかったファミリーの公演を観に行く為だ。
今、彼らは未だ解決していない大きな問題を抱えている。
その為、今回彼らの公演を観るにあたり、とても複雑な思いがあった。
しかし、どうしても観たかった。
今回の公演で、私の最も憧れとする踊り手(女性)が、舞台に復帰する。
彼女は約4年前に歌い手でもあった夫を亡くし、長い間喪に服すとともに踊ることをやめた。
そんな彼女の今回の復帰は、決して華やかなものではなく、家族を支える為の復帰であったと思われる。
この公演を観て自分は何を思うだろうか?それを考えると、観に行くことが少し怖い気がした。
ずっと彼らに憧れ続けてフラメンコを学んできた。
いつも「彼らの様に踊りたい」と思ってきた。
複雑な思いはいっぱいあるが、この公演を観てガッカリはしたくなかった。
どんな思いで何を考え彼らは踊るのだろうか?
1ヵ月間ものロングラン公演の訳は?
ちょうど半ばにあたる今日、中弛みしていないだろうか?
会場には一人で行ったが、気持ちが落ち着かなかったせいか早く着き過ぎた。
座席に座って待っている間、自分が踊るわけでもないのに凄く緊張していた。
公演が始まった。
直ぐに彼らの世界に引き込まれた。
舞台展開が早く、観る側を全く飽きさせない。
そして最後のヌメロ(曲目)『ソレア』、息子達の踊りを継いで彼女が出てきた。
真っ黒な衣装で、ゆっくりと舞台中央へ。
それだけで、涙が出た。
元気にクラスを教えてくれていた日のこと、そして喪に服した彼女に会いに行った時、まだ若かったのに髪が白くなり、体も小さくなっていて「3001年まで踊らない。」
と私に言った時のことを思い出した。
色々な思いが詰まった、胸が痛くなる『ソレア』だった。
翌日も、彼らの公演を観に行った。
前半は、昨日の感動を越えることはないかも?と思っていた。
しかし、後半になるにつれ彼らのテンションも上がり、会場中が沸いた。
昨日と同じヌメロでも、構成や踊り手を変えていた。
続けて2日間観ても、飽きることが無い舞台だった。
終演後、彼らに会って話しをすることも出来た。
私の心配はよそに、素晴らしい舞台だった。
しかし、彼らの問題を考えると、両手を挙げて大きな声で「良かったー素晴らしかっ
たー。」と言うことを躊躇ってしまう。本当に残念だ。
この公演を観て私なりの解釈だけれど、彼は踊り続けることで償いをするのだろうと思った。
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●無事帰国
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帰国後は、初めての時差ぼけを経験し1週間以上は四六時中眠たかった(-.-)。
今回のスペイン、どっこにも観光など行かなかったけど、満喫できましたっ♪
皆さん!!飽きもせず、なが〜いスペイン日記をここまで読んで下さって、
どうもありがとーーーm(__)m。
こんなたくさんの文章をまとめたのは、学生の卒論以来だわっ!
しかも苦手なパソコンと格闘しながら。
何ページかは、パソコンの機嫌が悪く(自分が悪かったのかなぁ(・・;)?)全て消えてしまったこともっ。
ふ〜っ、これでやっとパソコンとの格闘生活ともおさらばだー(^_^)!
「それでは次、○○さんにバトンタッチ!」って誰にしたらいいんやろ???
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