1992年5月8日 讀賣新聞         10/16     


グイトの舞踊団初来日



 スペインを代表する男性ダンサー、エル・グ
イトの率いるフラメンコ舞踊団が初来日、29日
から31日まで、神戸市中央区の新神戸オリ
エンタル劇場で「ソロ・フラメンコ」を開く。
エル・グイトがスペイン国内の舞踊団から選
んだ一流のギタリスト、歌手、ダンサーでグル
ープを編成、ステージの構成、演出も自身で
担当しており、フラメンコファンをたんのうさせ
そうだ。
 
 エル・グイトは、マドリード生まれ。7歳から
映画、ステージに出演、17歳の時には、パリ
の「ダンス・フェスティバル」で「民族舞踊賞」
スペイン文化庁主催の国際フェスティバルで
最高賞と受賞歴も多彩。フラメンコ界でもトップ
クラスの男性ダンサーだ。
 
 舞踊団のメンバーは、マドリードで売り出し
中の若手ギタリストのアグスティン・カルボ
ネル、ホアン・セラーノ、女性ダンサーはエレ
ナ・ファロミール、デボラ・ディアスに日本人フラ
メンコダンサー阿藤久子も加わった8人。
 
  題名の「ソロ・フラメンコ」は「シンプルで、そ
して深い」を意味し、エル・グイトは男性ソロ曲
の「ファルーカ」、「ソレア」のほか阿藤との共
演「セギリージャ」などを披露する。

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