グラナダ

その日は最初、ポルトガルにあるファーロの町に行こうと決めていました。

面倒くさがり屋の私はバスの時刻を調べず、去年のバスの時刻表だけを頼りにバス停へ向かいました。
そして、朝8時過ぎに到着!!
去年の時刻からすると25分も前に着き余裕と思うや否や2、3分前にバスは出発した所でした!!

あ~~~~~~~~~!!

がっくり!! 正直、調べなかった私が悪いのです!!

しかもここはスペイン!!

バスの時刻が変わることは日常茶飯事のことなのです。
落ち込んでいる場合ではありません。
違う町へ行こうとすぐに気持ちを切り替えました。
そこで目に留まった町が友達が行きたがっていたグラナダ!!

6年前に一度行ったことがあったのですが季節は冬!!
季節によって色んな変化を見せるアルハンブラ宮殿を見てみたいと思い、
さっそくグラナダにいくことにしました。

懐かしい風景を目の前にすると、6年前あて2時間半ほどバスに揺られ昼頃にグラナダに到着。

グラナダに行く予定はしていなかったため、旅の友達「地球の歩き方」を持たずの旅となりました。
旅行本を持たない旅。それもまた想像がつかない楽しさが待ってそうでワクワクしてきました。

まずはバス停から市の中心へ!!

一度訪れたとはいえ、どこのバス停で降りたらいいのか検討もつかず、
ここは旅行者に付いて行くべしと思い、旅行者と思われるカップルに付いて私も降りました。
そしてその後を付いて行くとアルハンブラ宮殿を一望できる
アルバイシン地区(旧市街)に辿り着きました。

もなく散歩したことが昨日のように思えました。
寒くて凍えながら見たアルハンブラ宮殿。
前回は後ろにそびえ立つシエラネバタ山脈に積もった雪との調和の美しいこと!!

今回はかすかな雪と青々した緑に囲まれ,アルハンブラ宮殿の壮大さが際立って見えました。

アルバイシン地区では地図も無く,ただぶらぶら散歩。
この地区は、旧市街でアンダルシアの小さな白い村を連想するような家々が建ち並び、
細い道は迷路みたいで、想像も出来ない光景が現れそうでワクワクしていました。

ようやくアルバイシン地区から抜け出すと、
そこは木々や川など自然があり、イスラム文化と共存するような物がたくさんあり、
何を見ても面白かったです。


そうこうしているうちにアルハンブラ宮殿に到着。旅行者が多く、本来は予約をしていないと数時間待ちを余儀なくされるのですが、夕方に行ったためか比較的早く中に入ることが出来ました。冬に行った時は空気が冷たくアルハンブラの威厳さが強調されていました、夏は心地よい風が吹き、緑々とした庭がとても印象的で活気づいており、宮殿もさらに壮大に生き生きしているように見えました。

ふと訪れたグラナダ!!

今まではできるだけ訪れたことのない街を旅しようと思っていましたが再び訪れることの楽しさを実感できた旅でした。

 次は春と秋に訪れたいと思います。




まだまだ続きます。お楽しみに!