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ファーロ |
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何度もチャレンジして行けなかったファーロ!! 今回の渡西中には行きたいと、念には念を入れてバスの時刻を調べ、計画を練りました。 そしてついにファーロの地へ降り立ったのです。 片道2時間半と聞いていましたが途中で何度も停車したためか、結局3時間半もかかってしまいました。 けれどもそんな時間でポルトガルの町へ行くことができると思えば短いくらいです。 今、ユーロ圏内ではパスポートの提示もなければ、お金を両替しなくてもいいのでたいへん便利です。 セビージャからはファーロへ行くにはウエルバ地方を越え、ポルトガルに入ります。 ファーロへ着くまでにはとても小さな村がいくつもあり、スペインとは違う穏やかな雰囲気が漂う中、ついにファーロに到着しました。
ファーロは思ったよりも都会でした。 どこに向かおうか思案していた所、やはり昔の雰囲気を思わせてくれる旧市街へ。 もしくはポルトガルの海に入れるかも!!という期待を胸に秘め海が見える方向へと向かいました。 旧市街への看板を探していると目についたのがコウノトリでした。 最初はオブジェかと思いきや至る高い所にコウノトリが巣を作っているのです。 イメージとしては赤ん坊を運んでくれる幸せの象徴コウノトリ!! 見るだけで幸せな気分になります。 そうしているうちに旧市街へ到着。 スペインとは違い静かな町でした。 ある教会の中へ入っていったのですが、飾り気がなく、とても広い空間が私の心を落ち着かせてくれました。 そして、教会の一番高い所に昇ると、そこには青々とした海に少しさびれた静かな旧市街と、発展してる新市街が一度に見ることができ、不思議な世界が広がってました。 もちろん目の前でコウノトリが飛んでいます。 海を見てしまうと泳ぎたい気持ちが高まり、もう少し町を散歩したい想いにかられながらも海を目指すことにしました。 けれどもどこを探しても港ばかり!! 町の人に聞くと浜辺に行くにはバスで40分乗って行くか、もしくは船に乗って離島に行くしかないと言われました。しかも船の出発時刻が10分後にせまっていました。 もちろんスペイン語が通じないので、かなりあやしい英語を話さなければなりません。 |
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10分なんてあっという間に過ぎ、迷っている時間もなく海へむかうことにしました。 船に乗ること20分!! 離島というよりは360度見渡せそうな砂浜に着きました。 あるのは中央にあるレストランのみ!! さっそく散歩をしながら反対側の浜に行くことにしました。 すると、あたり一面は真っ青な海と白い砂浜。 とても長い砂浜には、ほんの数人しか泳いでおらず、浜100m単位でプライベートビーチなのです。 本来なら荷物を気にしながら泳ぐのですが、この浜では、何も気にしないで楽しむことが出来ました。波も高く強く、泳いでいるのか流されてるのか!! ここなら、ふとヌーディストビーチにいるようにヌードになることも出来るのではと思いながらも、見せれるような体ではないので小心者の私は、周りに人がいなくとも最後までヌードにはなれませんでした。 昼寝をしようと時計を見るとあまりにも時間が経っているのにびっくり!! 船の出発時刻まであと15分なのです。 周りも気にせず着替え、船乗場までダッシュしました。 本来なら船の最終便はまだあったのですが、今日セビージャまで帰ろうと思うと、今乗らないといけません。 船乗場に着いた時には船はもう遠くの方へ行ってしまっていました。 時計を見るとまだ5分前なのに!! ここの船乗場には乗船券売り場もなければ人ひとりいません。 帰る方法はないかと、浜に行ったり、個人用の船に大声で叫んでみたり、止まってくれたもののあっさりと乗せてはもらえず、レストランで乗船タクシーを呼ぶように言われました。 レストランに行ってみると、なぜか見覚えのある人がいました。 「5分前なのに船が行ってしまった」と英語で必死に伝えると、 「船の出発時間は1時間後だ」と時計を見せられ言われました。 よく見ると、その人は先ほど乗った船の船長さん!! 遠くにある船は動いておらず、止まったままだったのです!! そうなのです!! まだ出発時刻の1時間前だったのです。スペインとポルトガルには1時間の時差があったのです。 行きのバスでかかった時間は3時間半!! 渋滞や寄り道で遅れた訳でもなく時刻表にかかれたものと計算すると2時間半なのですが、時差を考えると3時間半。 腰が抜けるということは、こういうことを言うのでしょうか!! 驚きとおかしさでいつまでも友達と笑い続けていました。 もちろん共に笑った友達が履いていたサンダルは右足サンダルと右足サンダル!!(マダラスカーニャ編より) ハプニング続きの旅を共に過ごしてくれたKちゃん、ありがとう!! 1時間もの余裕ができたので、レストランでポルトガル料理を堪能!! ゆっくり食べすぎたので、またもや船乗場までダッシュ!! そしてセビージャに帰って来ました。 後から聞いたのですがファーロの夜景はとても綺麗だそうです。 夏、泳ぎに行くのであれば、おすすめはポルトガルの町、ファーロです。 次、私もこの町へ訪れる時は、泳ぐのもいいのですが、町もゆっくり散歩したいので、泊りがけで行きたいと思います。 |
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