マドリードにて セビージャにて フラメンコレッスン 食事レポート エシハとフリヒリアナ
フェリア・デ・ハモン “Aracena” フィンランド かもめ食堂

“Ecija”

 週末に訪れたエシハ!!ガイドブックにはほとんど載っていないのですが、この町は、日本でのスペイン語の先生、ハビからのお勧めの町だったので、情報が何もなかったのですが訪れることにしました。

バス停に着くと、いつもinformacion(インフォメーション)に行って地図をもらうのですが、

どこにあるのかもわからず、バスの運転手に聞くことにしました。答えは、「ここにはない」その一言!!

informacionもない小さな町なのか、と困りながらも、地図もない旅もまた面白いと、ワクワクしてきました。

まず、塔が見えたので、そこに向かうことにしました。日曜日だったので、店は閉まっており旅行客もおらず、町は閑散としていました。それでも、地元の人が何人か教会に向かっていました。そうしているうちに、塔に着き、その繊細な作りに驚きました。中には入れなかったので、写真を1枚!!次はあてもなく散歩です。すると、少し行った所でまた塔を発見!!またその塔に向かって歩くことにしました。同じように写真を1枚!!そうしていると、次々と塔を発見!!

元の道に戻ってきたのか、同じ塔の写真を撮っているのか分からなくなってきました。迷路に迷い込んだ気分です。道に迷いだしたその時、地図を持った観光客に出会いました!!その地図をどこでもらったのか聞いてみると、informacionだと言うのです。この町には存在しないと思っていましたがあったのです。その時、気づきました。バスの運転手が言われたのは、

「ここ(バス停)にはない」と言われたのです。なるほど!!あればあるほど便利な地図です。早速informacionに行って地図をもらい、見てみると、町の至る所にたくさんの塔が立っていました。

日本に帰ってからハビにそのことを言うと、Ecijaはたくさんの塔があることで有名な町で、スペインではあまりない地震が、何百年か前に起こり、建物などが壊れたと、それからの復興で今のEcijaがあることを聞きました。町の歴史の一部を知るだけで後になってもう一度訪れたいと思いました。

“Frigiliana”

2週目の週末には、スペイン在住の友達のお勧めの白い村、フリヒリアナに行って来ました。

セビージャからはマラガ経由でネルハへ行き、そこからタクシーで約20分、片道4時間弱もかかる旅です。

セビージャの周りにも、白い家のある小さな村はたくさんあるのですが、フリヒリアナは、その中でもかなりお勧めだという所で、

迷わず行くことにしました。

けれども4時間弱のバスの旅は思っていた以上に長く感じられ、着いた頃には、すっかり疲れてしまいました。

しかし、そんな疲れも忘れさせてしまう程、フリヒリアナの街はかわいかったです。

 

かつて「スペインで一番美しい村」に選ばれたフリヒリアナ。

紺碧の地中海をバックに、緑の山、白い家々、そして、そこに咲くブーゲンビリア(ローズピンクの花)、空気が澄んでいて、とてもいい香りがするのです。

色彩がとても鮮やかな町でした。

 

私は白い村が大好きで、アンダルシア地方のたくさんの白い村に旅しましたが、フリヒリアナほど花に満ち溢れている白い村は初めてでした。

どこを見ても絵になる風景で、無我夢中で写真を撮りました。

もちろん最初にinformacionに行って地図をもらいましたが、ほとんどその地図を見ないでの散歩です。

思わず、その風景が見たくて、いろんな道に引き込まれていきました。

なので、肝心の観光スポットには辿り着けなかったのですが、私の心は満足でいっぱいでした。

もう一度澄んだ空気、花の香りにそして、色とりどりの鮮やかな色に会いに行きたい気持ちでいっぱいです。

アンダルシア地方にある白い村、行くのに時間がかかればかかる程、素敵な村がそこにありました。

今回のフリヒリアナ、そして、5年前に行ったカサレスは私の一番のお勧めの村です。

 

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