マドリードにて セビージャにて フラメンコレッスン 食事レポート エシハとフリヒリアナ
フェリア・デ・ハモン “Aracena” フィンランド かもめ食堂

“フィンランド”

青い空のスペインから一変し、フィンランドの空は曇っていました。

森と湖の国、フィンランド!!

曇り空でも、飛行機から見たフィンランドは緑の森と少し紅葉した木々と青い湖でとても綺麗でした。

10月では異例の暑さのスペインに比べ、フィンランドは体の芯まで凍りつくような寒さでした。

フィンランドの10月末の気温は日本の真冬と同じくらい低いのです。

 

まずはホテルへ向けて出発!!

スペイン語を勉強するようになってから、すっかり英語を忘れてしまい、言葉が通じない辛さを痛感しました。

それでも地図を広げ、立ち止まった私達を助けようと何人かのフィンランド人は声をかけてくれました。

フィンランド人はスペイン人のように陽気ではありませんが、とても親切で知的な感じがしました。

ほとんどのフィンランド人が母国語と英語を話せるらしく、英語で話しかけてくれるのですが、私はスペイン語で返してしまいます。

3日間のうちで、スペイン語も話せる人に2人も出会いました。

海外へ行って驚かされることは、2ヶ国語以上話すことができる人が多くいるということです。

スペイン語もあやしい私は、本当に尊敬するばかりです。

ここでも、こうしてたくさんの人達に助けられながら楽しい旅になりました。

“ヘルシンキ”

フィンランドの首都、ヘルシンキ!!

高い緑の木々が黄色に染まり、10月末には半分ほど散って地面には黄色の絨毯となっていました。

木枯らしが吹くと、足元に枯葉が円を描いているのです。テレビでしか見たことのない綺麗な自然現象が実際、目の前で起こるとなぜだか嬉しくなります。

首都として思い浮かべると雑踏としたイメージですが、ここヘルシンキは公園が、緑が、湖があり、フィンランドの中心でも自然がいっぱい残されていました。残念なことに空が曇り空だったのですが、曇り空でも絵になるこの綺麗な町は、やはり北欧なんだと実感させられました。

私の中で北欧は自然と言うイメージで、芸術とは遠くはなれたものだったのですが、至る所にアートが施されているように思いました。公園にもアートなオブジェがあったり、図書館も近代的なアートが取り入れられ、カフェ・レストラン・バーの内装や家具などひとつひとつ全てが凝っており、見ているだけでとても楽しかったです。

雑貨なども色鮮やかなものから古典的なものまで幅広く、ショッピングに出かけても、時間を忘れて見とれていました。ただ、物価が高すぎてなかなか買い物は思うようにはできませんでしたが、歩くだけでいろんなものが垣間見れて面白かったです。

今度は是非、青い空の夏、もしくは、オーロラが見える冬に来たいと思いました。

“トゥルク”

京都のような古都 トゥルク。

フィンランドの首都ヘルシンキから電車で約2時間行った所にトゥルクの町はありました。

特急列車で行ったのですが、設備がとても整っていて快適でした。

窓からの風景を楽しみながらあっという間にトゥルクに到着。まずはトゥルク城に向かいました。

トゥルク城は豪華なたたずまいと言うよりもかわいいお城でおとぎ話に出てくるような想像の中にあるお城のような感じがしました。

トゥルクの町も木々が多く、その下には黄色の絨毯が敷き詰められたように美しく霧雨が降って来たにもかかわらず傘をささずに散歩しました。

そうしていると多くの出店が川沿いに立ち並んでいました。

この日は何かのお祭りだったみたいで出店にはフィンランド名物のベリーやサーモン、きのこ、フェルト商品や毛織物、クリスマスグッズが並び見るものすべてがかわいらしく手に取ったものすべて買いたくなる衝動にかられました。

後から気付いたのですがお店の人の多くは年配の方達ばかりでさらに温かい気持ちにさせてくれたような気がします。

そんなマーケットから出て、トゥルクの町を再び散歩。

トゥルクの町は古都だけでなくアートな町でした。壁に描かれた絵やカフェのすべてがお洒落で古さと新しさがとてもうまく融合した町だと思いました!!

 

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