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フェリア・デ・ハモン “Aracena” フィンランド かもめ食堂

“feria・de・jamon Aracena”

今回の渡西の目的のひとつフェリア・デ・ハモン(生ハム祭り)に行ってきました。

場所は、セビージャからウエルバ地方へ約1時間30分行った所にある、小さな村アラセナです。

 このお祭りも日本でのスペイン語の先生ハビからの情報だったのですが、
セビージャの友達でこのお祭りのことを詳しく知っている友達がおらず、

あることは確かだと言われたにもかかわらず、お祭り会場に辿り着くか心配でしたが、
どうしてもイベリコ豚の生ハムを食べたいと思い、バスに乗り込みました。

バスの乗客は、アラセナ観光に行く人、実家へ帰る人、とお祭りに行く様子がある人は誰もいなくて、
不安でしたが、ウエルバ地方の田舎道を綺麗な緑を見ながらバスに揺られていると、
あっという間にアラセナに着きました。

アラセナの町は自然がたくさんある小さな田舎町でした。

日本のガイドブックでは、見たことがないのですが、とても自然が綺麗だということで、
外国人がよく訪れるそうです。

アラセナもまた引き込まれそうな道がたくさんあったのですが、まずは生ハム祭り会場へ行くことにしました。

歩いて5分ほどで着いた会場は、まだ昼前だったので、
今から準備が始まるような感じでしたが、中に入ってみると、お店がたくさん立ち並んでいました。

 この生ハム祭りは、スペインでも最高級のjamon・iberico・bellota!!

どんぐりを食べるイベリコ豚の生ハムです。

一通り店を見て外へ行くと、そこには、何頭ものイベリコ豚がいました。

近づくと動けなくなるような、豚の匂いにびっくりしました。

その横には大きな仮設テントがあり、その中にはたくさんのテーブルが並べられていて、
自由に生ハムやイベリコ豚を使った料理を買って食べられるようになっていました。

 そこで、まだ時間も早かったのですが、さっそくビールを片手に生ハムを食べることにしました。

ハモン・イベリコ ベジョタは最高級なので、本来ならとても高価なはずなのですがさすが生ハム祭り!!

信じられないほどの安さです!!

口の中に生ハムを運ぶと、それはとろけてしまうような今まで味わったことのない極上の生ハムでした。

もちろん生ハムだけではなく「他のイベリコ豚の料理を食べたい」と周囲を見学!!

最初は人も少なかった仮設テントでしたが、あっという間に人がいっぱいになっていました。

しかも、そこにいるスペイン人のほとんどが、私達のように一皿の生ハムを食べているのではなく、
丸ごとのイベリコ豚を買って、自分たちで薄く切って食べているのを見てびっくり!!

思わずカメラを手に持って、そうしたスペイン人達の楽しそうな雰囲気を写真で撮っていました。

すると、そこにいたほとんどの人達が生ハムとワインをご馳走してくれました。

それはスペイン人の気質のせいなのでしょうか?

陽気で温かくて、その一瞬だけなのに家族のように接してくれる、、、そんなお祭りでした。

極上の生ハムはもちろん美味でしたが、それ以上にそこにいる人達の温かさが印象に残った生ハム祭でした。

 

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